HAV経営破たん問題 17億円債権放棄の議案提出へ

 民事再生を申請中のゴルフ場運営会社・HAV、広島エアポートビレッジ開発の経営破たん問題で、県は、17億円に上る貸付金を放棄する議案を開会中の県議会に、あす、提案することにしました。去年9月に、民事再生法の適用を申請したHAVは去年12月の取締役会で債権者に一律27.55%、金額にして、一口あたり330万円しか返還せず事業を継続する再生計画案をまとめ広島地裁尾道支部に出していました。これについて裁判所が県がHAV貸し付けた23億7千万円についても同様の措置を取ることを認めたことから県は17億1千万円あまりの債権の放棄が必要となり、24日の県議会に関連する議案を提案することになりました。再生案をめぐってはゴルフ場の会員権を買った一部の債権者が、県が責任を取って債権の全額を放棄することなどを求めていて県議会でも、激しい議論が予想されます。